主なランプの種類
白熱灯
最も一般的なランプです。暖かみのある、陰影がはっきりと出る光が特徴で雰囲気のあるイメージを作るのに向きます。
スイッチを入れてから最大の明るさになるまでのラグが少ない、調光器を使って0%〜100%まで手軽に明るさを調整できるのも大きな特徴です。
明るさの割に消費電力が大きい、発熱量が多い、蛍光灯に比べると寿命が短い等の短所がありますが、調光器を用いれば、消費電力の大きさ、寿命の短さとも少し暗めに調光することで大きく改善されるので白熱灯を用いる場合は調光器の併用がお勧めです。
用途: シャンデリア、トイレ、浴室等
ハロゲンランプ
白熱灯と比較して、よりシャープに陰影が現れるのが特徴です。
主にスポットライトなどに使われる小型で明るいランプですが、かなりの高熱を発するので設置場所や取り扱いには注意が必要です。
用途: 店舗、スポットライト
蛍光灯
長寿命で、消費電力の割りに明るく、発熱量も低いのが特徴で、シーリングライトやペンダントライト、スタンドライトにまで幅広く使われているランプです。陰影の少ないフラットな光も特徴のひとつです。
短所として、調光できない、点灯直後は暗い、点灯までに時間が掛かる(いずれも器具によります)等があります。
旧来の白熱灯の代替品として使用できる電球形蛍光ランプ等も広く販売されています。
LED
次世代の照明器具として、今最も注目を集めているのがLEDです。
軽量で明るく、消費電力が少ない、蛍光灯をも上回る長寿命など、優れた特質を持っていますが、まだまだ流通量、種類とも少なく、高価です。
白熱灯の製造中止問題について
多くのメーカーで製造中止が発表されている白熱灯ですが、すべての種類が販売中止になる訳ではなく、主に代替品が豊富に揃っているE26の口金のタイプが中心となります。
白熱灯の製造中止に関する東芝ライテックの発表:
http://www3.toshiba.co.jp/tlt/topix/press/p080414/p080414.htm
現在のところ、ミニクリプトンランプや、ハロゲンランプなどの置き換えができない製品については製造は継続され、また最近では特性は異なるものの、蛍光灯の短所であった点灯へのタイムラグや、点滅への耐性を改良したタイプ、調光ができる蛍光灯も発売されつつあります。
陰影の見え方等まで完全に同じものは得られませんが、白熱灯対応の器具を今買っても近い将来すぐに使えなくなる可能性がほとんどありません。